企業理念

歴史という土台に支えられて。 

株式会社ダイタの歩みは、遠く元禄10年(1697年)、初代の中込太右衛門の創業に始まります。その当時は江戸の中央集権的な制度が安定し、商業活動が活発になり始めた時代です。創業から7年後の宝永元年には、柳沢吉保が甲府城主となり、山梨の経済活動や交通の基礎がしっかりと据えられるようになり、他国との交易もいっそう盛んになりました。
その後、幾多の変化の中で家業を発展させ明治期に至りますが、由緒ある太右衛門の名前は、8代で終わり、以後9代目規正より中込家の当主となる個人の名で家督を相続してきました。

中込本店営業部

中込石炭部横浜出張所 貯炭部

明治36年、中央線の開通を機に、10代目悌造はそれまでの米穀商に加えて肥料や食塩、燃料などを取扱うようになり、品川豆炭の一手販売、明治45年には中国より石炭(撫順炭)の輸入販売を手懸けて、横浜に出張所も設けました。この時代は、甲府市内に電灯がつき始めたばかりの頃で、甲府と東京を結ぶ電話も開通しました。

ダイタが大きく生まれ変わるのは、12代当主中込奎一の代になってからです。伝統的な家業であった米穀や肥料、種苗などの販売部門を不動産関連事業に転化。今日あるような多様な事業体を形成する契機をつくりました。

ダイタの社名は、屋号の『大黒屋』と代々引継がれてきた『太右衛門』を重ね合わせたもので、古くからのお客様が親しみを込めて呼んでくださっていた呼称でした。1976年、このダイタという名前を正式な社名に採用して、新たな出発といたしました。

未来を拓く。 

元禄10年より始まったダイタの歴史は、未来へと紡がれています。これまで、様々な歴史のターニングポイントを通過しながら、企業として着実に歩んで土台作りをしてまいりました。
老舗としての信用、従業員の自覚、洗練された商業センスなど、長い時の流れに寄り添いながら培われた独自のビジネス感覚を有しています。

このような歴史の支えがあるからこそ、豊かなヴィジョンを描き、事業を自在に展開することができるのです。これからも築いてきた確かな地盤に立ち、人々の暮らしと社会基盤づくりのために、地域へ更なる大きな貢献を目指して参ります。

PAGE TOP